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コラーゲンの美肌効果と関節等への作用について

機能性表示食品としては29名でのランダム化比較試験 (RCT) などを根拠に「膝関節が気になる方に」といった表示が認可されている。変形性関節症に対するメタアナリシスでは証拠の質は低いが、コラーゲン加水分解物が痛みの軽減に効果量0.8以上と大きな効果を示し、未変性II型コラーゲンでは偽薬との有意な差は示すがその大きさは小さい。

2005年には、京都府立大教授の佐藤健司らの研究グループは、食べたコラーゲンが体内で働くメカニズムを発見した。分子量が30万個であるコラーゲンを加水分解したものがコラーゲンペプチドで、分子量は数百以上からとなる。2012年までの研究で確認されていることはコラーゲンペプチドは線維芽細胞を増やすことで、間接的にコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンの産生を促しているということである。国立健康・栄養研究所が2012年には、コラーゲンを食べても分子量が大きいため吸収のためにアミノ酸やペプチドに分解されるとし、分子量が500などの低分子コラーゲンでも、再びコラーゲンの合成の利用に使われるかや、「美肌」「関節」に期待する効果が出るかどうかは現時点での科学的知見では「分からない」との見解を示した。

2019年のシステマティック・レビューでは飲むコラーゲンを使ったRCTが11研究見つかり、乾癬、褥瘡、老化を含めて将来の大規模な研究に向けて有望な結果が出ており、2.5-10グラム、4週間から24週間と多様な使用条件で弾力性、水分、コラーゲン密度が増加、一般に安全で副作用はなかった。低分子コラーゲンペプチドを使った64名での2018年のRCTでは、3か月後に偽薬よりも水分量、弾力性、しわが改善された[24]。2015年の120名のRCTでは、8週間で偽薬に比較してコラーゲンペプチド5グラムあるいは10グラムでは、しわの減少傾向、弾力性が改善された。2016年RCTでは、コラーゲンペプチドでもプロリル-ヒドロキシプロリン(Pro-Hyp)とヒドロキシプロリル-グリシンが多い場合に、肌の水分、弾力性、しわを改善した。2017年のRCTでは60人の被験者で、偽薬に比較して2か月後に弾力性7.5%の増加と質感の改善が見られた。

2004年には、6週間の摂取で赤み、弾力性、しわが改善されたという研究結果がある。春日井・小山 (2004) において、コラーゲン摂取群と対照群の間に皮膚の水分量に有意な差はなかったが角層給水能は上昇しており他の研究グループからも同様の報告があるとしている。

春日井・小山 (2004) において、骨粗しょう症関連として踵の骨密度と骨代謝マーカー(骨型アルカリファスファターゼ、オステオカルシン、血中Ca、ピリジノリン、デオキシピリジノリン) の測定が行われたが、コラーゲン摂取群と対照群のこれら測定値の間に有意な差は認められないとされた。

コラーゲンを配合した化粧品が数多く販売されている。コラーゲンは保湿効果が高いタンパク質であり、コラーゲン分子は3残基ごとに繰り返すグリシン以外の残基がすべて分子表面に露出しており周囲に多くの水分子を保持できる。皮膚表面に塗布することにより、皮膚からの水分の蒸発を抑えるという肌の表皮層に対する保湿の効果は期待できる。そのままの形で皮下に吸収・利用されることは考えにくい。

1950年代からゼラチンが爪の健康に有効だと知られていたが、コラーゲンでは報告がないためRCTが実施され、毎日コラーゲンペプチドを5グラム摂取し、12週間後に爪のセラミドやスフィンゴスチンを増加させ、爪の乾燥を防ぎしなやかさを向上させた[31]。1日7グラムのゼラチンの摂取では爪のもろさが83%の人で改善、14グラムのゼラチンでは70%の人で10%前後髪が太くなったという研究がある。 


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